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飲食店経営者が語る食のこと。そしてその意外な答えは? <エッセイ>

カテゴリー 食事・外食・レシピ

初めまして。私は新潟を中心に3県で細々と飲食店を展開する株式会社ダーンディッシュプロジェクトという会社の経営をやっている大谷茂(44歳・男性)です。よろしくおねがいします。 会社の説明なんかを行っていると、それだけでこの投稿が終わってしましそうなので、詳しくはこちらを
https://dawndishproject.com

今回は、『食』と『健康』と『美容』と肉山ついて何かを寄稿しろ。という珍しい依頼がきたので、僭越ながら『食』について書こうと思いました。 私は、食べるのが本当に大好きで、夕食を食べながら「明日の夕食、何食べようか?」と悩むくらい大好きです。新潟市に住んでいるのですが、魚沼にやまにという、うまい豚ホルモンのお店があって、わざわざここに行くためだけに、魚沼まで出掛けちゃうくらい食事にかける執念が半端ないのです。なんせ、この豚ホルモンはうまくて…え、豚ホルモンってなに?って思う方もおられると思うのですが、この魚沼の地域ではバーベキューというと豚ホルモンを指すくらい豚ホルモンを食べるエリアなのです。それも全国でも珍しい“生”モツを出すのです(といっても生で食べるわけではないのですが・笑)。

どうです?この豚ホルモン、コレを地元の人は焼肉のように食べるんです。
それも、ちょっと温めるくらいで、チュルッと吸い込む感じで(笑)。
魚沼のわずか数ブロックの中に、そんなお店が何軒か存在するのです。「魚沼ホルモン」なんて呼ばれていて、これがまた旨いんです!
「なぜ、この地域でこんなにも豚ホルモンが盛んになったか?」というと、山に囲まれたこの地域に奥只見シルバーラインを作る際に……っと。
危なく魚沼ホルモンの話に突き進むところでした。

単純に美味しい食べ物の話なら、ずーーっとしていられるのですが、今回は食と健康?美容?みたいなお話をしろ、とのことなので、ちょっと悩みました。
そして、「あーこれならどうだ?」と思いついたのが「食べない健康法」です。
そうです。食べ物の話をしろ!と言われているのに、食べない事をおすすめする話をしよーと思いました(笑)。
私、あまりにも食べる事が好き好きて、最高のコンディションで食事ができるように、シーズン毎に1回、年間3・4回ファスティングを行います。
今日は、なぜファステイングが体に良いのか?そのやり方や、効能(あくまでも個人の感想ですw)をお伝えしようと思います。

 

食べない健康法

人類の歴史を24時間で例えると、狩猟生活が0時から23時40分までを占めるそうです。つまり23時40分からやっと農耕生活が始まるわけです。つまり定期的にしっかりご飯が食べられるようになったのなんて、更にいえば、3食たべるようになったのなんて、きっと人類の歴史が24時間なら、ここ数分って感じですよね?つまり人間が3食なんて食べるようになったのは、午前0時00分から人類史が始まったとしたら、午後11時57分とかか!って話です。
わずか数分でそんな進化しねーだろって話ですよね?なんで、現代人は食べすぎてる。そして身体の不調のありとあらゆる事は、食べることから起きてるってお話なのです。 なにそれ?と思いますよね。安心してください。これ私の持論ではなく。『「食べない」健康法』の著者石原結實先生の教えです。

私はこちらの先生の本を読み、静岡県は伊豆にある石原先生の断食道場(ヒポクラティックサナトリウム)で断食をしてから。すっかりファスティング(断食)にハマってしまったのです。

ヒポクラティックサナトリウムでのファスティング方法

サナトリウムでのファスティングは、何も食べませんって感じではないのです。 内容は7泊8日プランでこんな感じです。

5日間ファスティングをして、2日間回復食って感じで、合計7日間行います。時間のない人は3日間ファスティングの2日間回復食なんて組み合わせの人もいます。その5日間のファスティングの期間も、全く何も食べないのではなく、ニンジンリンゴジュースや具なしのお味噌汁が飲めます。お腹すいたら梅干しも食べれちゃいます。そしてファスティングの締めくくりの回復食がとっても大事で、重湯からはいってお粥、普通食といった、段階をおいて食事をしていきます。

頭も身体もリセットのファスティング効果

ファスティング期間中は、ほんとに皆さん思ってるほど辛くないんです。サナトリウムにいくとそういうスイッチが入るのか?頭も冴えてお酒も全く飲まないので身体も軽くなり、実際体重も軽くなります(私でいうと3・4キロほど)。

注)あくまでも個人的な感想です(笑)
体重が軽くなるだけでなく、ほんとに体の中(頭も?)リセットされて、ファスティング後、油ギトギトなものとか、化学調味料たくさんみたいな食事がいらなくなっちゃうんですよね。なので、口にするものに気遣いをするようになって、体は調子いいし、なにより口にする食事が美味い(コレが大事)。私の場合は普段から断続的ファスティングを行っていて、夕食から16時間空けてから食事をするようにしてるので、1日ほぼ1.5食くらいなんです。そうすると、なにより夕飯への執念がすごくなるのです。それで冒頭の夕食を食べてる時、翌日の夕食何にしようか?と考えちゃうレベルになっちゃうのです。…っとまた話が脱線しそうになりましたが…。
とにかく、伝えたいのは、ファスティングは体にも脳にも良い事なのです。私は、友人にもファスティングをいつも勧めているのですが、友人の一人がめちゃくちゃファスティングにハマっちゃって、彼も年間数回ファスティングをやるようになったのですが、ほんとに劇的ビフォアアフターです。

パンパンに膨れ上がってこの先心配そうですよね。

写真より6・7年後。若々しさも青春も取り戻したような顔つきになってます(笑)。ファスティングの良さはこの写真でわかっちゃいます。

なので、皆さんにもファスティングおすすめです。食べるの大好きな方は、あえてファスティングして、体をリセットしてから沢山美味しいものをほうばりましょう!
え?7日間とか時間がとれない?初心者なのでどうやっていいかわからない?
そういう方には、初心者でも安心の簡単ファスティングセットが弊社のホームページから……というのは嘘です。
なかなかハードルが高いって方は、市販のクレンズジュースなど買って、1日から初めてはいかが?

それでは次回は「旧石器時代の食事“パレオ食”が一番人間の体によい?」
をお伝えしますね。それではまた!

株式会社GNS 代表取締役 大谷 茂
株式会社ダーンディッシュプロジェクト 代表取締役
海鮮居酒屋魚魯こ、肉山・新潟、練馬鳥長などの店舗を手掛け
生涯かけて目指すのは、ピュアでロマンチックな経営者。
https://dawndishproject.com

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