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自分の生き方〈エッセイ〉

カテゴリー お酒・遊び・夢・旅・仲間・おしゃれ 等学び

はじめまして田中成子と申します。研修講師・東洋哲理を新潟や全国にお伝えしております。
私は30 歳の時に経営者として起業しました。その当時は研修講師として各地を転々とする毎日を送っていましたが 50 才を目前に乳癌のステージ3とわかりました。
手術で左胸を部分切除、抗がん剤治療を体験。
この先の私はどう生きたいのかを考える日々でした。

病気に気づく前の私は、日曜日には大阪の研修所に入り、金曜日夕方まで研修を担当。金曜日の最終便で新潟まで戻る生活を毎週繰り返していました。そんな生活が何年も続いていました。その当時年間に飛行した距離は相当な距離に達していました。新潟空港から伊丹に向かう途中に左手遠くに見える富士山を眺めたり、新しい出会いや 23 万人以上の方々の前で講義をさせていただく事が楽しくてしかたない毎日でした。いつしか 50 代を目前にしてパートナーとの何気ない会話にイラつき、心がカサカサした状態にはっとする事が多くなった頃、乳癌ステージ3の診断。手術と抗がん剤治療を経ての長い闘病生活が始まりました。
過酷なようで闘病の体験は豊かでした。身体と心が繋がっていることを感じる事となり、それまでの仕事づけの日々から、できれば 50 代の後半は、山奥の神社の社務所の受付のおばさんとして、神社の隅々までお掃除をしながら、沢山の方々のお気持ちを聴く仕事をして過ごすのもいいのではないかと本気で思うようになっていました。

そんな時、たまたまご縁があり、東洋哲理体系を教える塾に参加することができました。そこで、初めて一生の師といえる「康仁先生」に出会うことができた衝撃は今でも忘れません。人間といえば人間なのですが、「康仁先生」の存在を通して長く封印された東洋哲理体系を紐解いていただき感動の連続でした。
私自身が病気を体験した意味やそのタイミングがベストであった事、そして、人生の後半をどう生きたいのかという問いにおぼろげながらヒントを得ることができた嬉しさで、月に一度の東京での講義に加え、先輩が主催する勉強会にも月になんどとなく足しげく通うようになりました。そして、いつか新潟でもこの塾を開催したいと思うようになり、 4 年前にようやく新潟でも康仁塾を開講することができました。

私の心のよりどころである塾は多くの方々が「自分の生き方」に出会う場です。
その教えは言葉にも大きな影響を与えています。右の十二支は時間を表しますが、お昼の十二時は午の刻で、午の刻の前を「午前」午の刻の後を「午後」と言い始めたとか。「桃」は「木」と「兆し」桃太郎も物事はスタートのタイミングが大切である事を教えています。桃太郎の家来が「さる、きじ、いぬ」であることにも重要な意味があります。

太陰歴でいうと今年は「壬寅」となります。「壬」は水、水性を表し「寅」は春、万物の芽が地表から少し出ている状態を表します。今年はまっすぐに成長させていくことが大切です。壬は水、寅は木、芽を表し、水が木の芽を生成する様子を表現しています。そのような一年は綺麗な生き方をして、水を濁さずに芽を大きく育てるための意識が必要です。手間を惜しまずに綺麗に丁寧に生きる事が必要です。
日本の憲法施行日をスタートとして75 年目を迎えた 2022 年は、好景気、不景気の50 年のサイクルの 2 巡目に入りました。学問的には好景気の途中にあります。綺麗なビジネスの仕方を意識し、繰り返しになりますが、綺麗な言葉、綺麗な所作を意識することが大切です。

「壬」は北に位置します。心を北に向け謙虚さと感謝の意識を持つ事が大切であり「壬寅」はそのものは画才の縁を持ち、絵でイメージすることを教えています。謙虚さと感謝の思い、人に優しく生きること。仕事は絵でイメージする事。考えた事を文字に起こし、フローチャートにして、ミスや勘違いがないかバランスよくとらえることが大切であると学問的には学びます。

上記は康仁先生が2022 年 1 月に紐解かれた、壬寅年の心得であり、康仁先生のご許可をいただきましたので、一部を抜粋しました。 2 月には康仁先生の 『 自分の生き方 』 (ダイヤモンド社 2022 年 2 月処女作が書店に並びます。 Amazon 等での予約も可能です。皆様も是非手に取って、これが正しいという固定観念から柔軟に考えるヒントを得ていただく機会になれば幸いです。
以下の「自分の生き方」ガイドブックもご覧いただくことが可能です。少しでも手に触れて、皆様が今世のお役割に触れてこれからの人生の生き方を考える一助になれば幸いです。
私が康仁先生と出逢い救われたように、お読みくださる多くの方々に生きる力を\与える機会となることを願ってやみません。
最後までお読みくださりありがとうございます。

田中成子

慶應義塾大学文学部卒業
30 年間研修講師として、医療関係、経営者から社員の方々含め延べ 23 万の研修を担当。
10年前に乳癌の手術と体験後に日々の生き方についてをふりかえる機会を得る。東洋哲理に興味を持ち勉強を始め8 年目。多くの方が豊かな日々を送ることができるような生きる力になればと塾を展開しています。

【自分の生き方】小冊子 https://jibunnoikikata.com/book/#page=1

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